B型肝炎とは?

B型肝炎とは、「B型肝炎ウイルス(HBV)」が体内に入ることにより感染する肝炎ですが、その内訳は「急性B型肝炎」と「慢性B型肝炎」の2種類に分かれます。

まず、急性B型肝炎とは、成人してから初めてB型肝炎ウイルスに感染し、発症したものを指します。

これに対して慢性B型肝炎とは、もともと体内にB型肝炎ウイルスを持っているウイルスキャリア(ウイルス保有者)の人が発症した状態を指します。

急性B型肝炎の多くは一過性のもので、その後慢性化することもなく完治する可能性が高いのですが、慢性B型肝炎の場合は、放置しておくと肝硬変や肝臓ガンへと進行してしまうリスクも高くなりますので、注意が必要です。

また、近年では、もともと北アメリカやヨーロッパ・中央アフリカなどに多くあったタイプのB型肝炎ウイルスである「ジェノタイプA・B型肝炎ウイルス」が日本でも広がりつつあります。ちなみに「ジェノタイプ」とは遺伝子型のことです。
従来の日本のB型肝炎ウイルスは「ジェノタイプC」で、このウイルスに成人後感染しても、その急性B型肝炎が慢性化、つまりキャリア化するというケースはまれでした。
しかし、ジェノタイプAのB型肝炎ウイルスに感染した場合は、たとえ成人後の感染であっても、約1割程度がキャリア化してしまいます。

1割のキャリア化という確率は無視できないもので、ジェノタイプAのB型肝炎ウイルスの感染には、特に警戒が必要とされています。